(1)血の理論（補足）


ドゥラメンテのラストクロップ、DMMバヌーシーでの募集馬についてご紹介します。

本馬の父はドゥラメンテです。8戦5勝、海外では1戦0勝の成績を残しています。主な勝ち鞍は、2015年に皐月賞と東京優駿（日本ダービー）。クラシック二冠を制し、JRA賞最優秀3歳牡馬に選出されました。また、2016年にはドバイシーマクラシックで2着、続いて宝塚記念でも2着となりましたが、この競走中に怪我を負い、引退しました。

一方、母親は武井亮厩舎に所属し19戦3勝。父は4年連続で北米リーディングサイヤーになったInto Mischief。ダート1300～1600ｍで勝利した実績を持っています。

本馬の覚醒遺伝は、母系の底にいるNorthern Dancerです。配合面では、世界のNorthern Dancerにドゥラメンテを組み合わせることで、芝・ダートを問わない1800～2000ｍがベストになると考えられています。

馬体面では、筋肉量が豊富なしっかりとした馬体で、パワーを生かすタイプ。後駆にはさらなる発達に期待が持てる馬体となっています。

血の理論でみると、あと一歩の評価です。料の遺伝はよく、高い数値です。形も日本のレースに適応しているNorthern Dancer、インブリードも問題ありません。ただし、月のサイクルが今一歩。中性期間の産駒と予測しています。初仔で馬格があるため、テシオ理論でいう血の一新がどこまであるか、各自でプラス点を考えていただきたいです。

未勝利戦を勝ち上がるには、勝ち上がりやすいダート戦を視野に入れておく必要があると考えられます。

このように様々な魅力と難点を持っており、未来の活躍に期待が高まる逸材と言えます。
募集価格6,500 万円は、G3の重賞を勝利すれば達成できる金額です。

チャート図をみると、募集価格を回収できる可能性は、かなり厳しいレベルと考えています。

回収確率:残念な星0.5。

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