闘争本能や知的要素など内面的な”相”の遺伝(0の理論)


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闘争本能や知的要素など内面的な”相”の遺伝(0の理論)













闘争本能や知的要素などの”相”



✓ 太陽のサイクルから種牡馬が仔に伝える”形”の遺伝

✓ 競争馬の体力を決める”料”的遺伝数値

✓ 牝馬からの遺伝で運動神経を使える、”質”の遺伝力

闘争本能や知的要素など内面的な”相”の遺伝



インブリードは、有効な手段だ


そんな考え、一度は(いや今でも)頭をよぎったことはあるのではないでしょうか?


私は、1990年代、ファミコンのダービースタリオン(関東版)にどっぷりはまりこみ、その後、競馬の世界を知りました。
ダービースタリオン(ダビスタ)はインブリードを駆使して、最強馬を作り、G1レースを制するゲームです。


ウマという動物は、人間とは違い
近親交配の方が走るのだと、勘違いしていました。


そんな考えや、経験からも、好走するウマの一口がほしいと
考えている方にこそ、「0の理論」はオススメしたい!と思っています。


この記事では、

✓ インブリードとは、なにか

✓ インブリードの弊害、回避方法

✓ 「0の理論」とその内容

について、お話していきます。


近親配合は、インブリード、クロスなどと言われています。


闘争本能や知的要素など、ウマの内面的な”相”の遺伝になります。

この血統、遺伝子について、紀元前から現在21世紀でも研究しつづけている、一番難しい章です。

インブリードの弊害を知る


まずはじめにお伝えしたいことは、


近親配合(インブリード)は、走るどころか奇形になる!


ということです。

なぜなら、遺伝子学でいう、劣性遺伝子を持つ可能性が高いから。

一般に、インブリードのデメリットはこちらです。

✓ 生物上、生存上不利な遺伝子ができる。これを劣性遺伝子

✓ 内臓疾患や骨格異常などの、先天性異常が発生する

✓ 虚弱体質で、早死につながる

一方、インブリードは


牛や豚など、よい遺伝子を配合することで、親の持つ好ましい肉質になったり、

お米などの遺伝子操作、品種改良により、おいしいて甘いコメが大量生産できる、といった成功例があったり、

インブリードのメリットに関する研究報告もあります。


哺乳類や植物、人が食する味と、

個体の本来の賢さ、走りが同じなのかは、わたしにはわかりません。


現代の技術進歩で一つ言えることは、インブリード(近親配合)によって、劣性遺伝子を持つ可能性が高いということです。


ウマは「頭で走る、賢いうまが早く走る」と言われています。

劣性遺伝子、極端に言えば、バカウマになるため、調教やレースでの走りに影響することです。


インブリードの弊害を回避する「0の理論」


インブリードの弊害を回避と聞くと、一般的には「アウトブリード」と思います。

ただ、現代のサラブレッドは、ネアルコの血を持つ、ノーザンダンサー系、ターントゥ系(サンデーサイレンス、ロベルト)ばかりです。


アウトブリードを見つけるのは、相当難しいです。


そこで、オススメしたいのは

ネアルコを誕生させたテシオ氏の「0の理論」です。


ようは、「0の理論」を理解するのが、近道ということ。

みなさんも、兄弟姉妹、いとこたち、ましては父母とインブリード(近親配合)なんて、人徳的に考えたくもないでしょうから。


欧州や米国の生産地では「0の理論」や活性値を使って配合しています。


「サンデーサイレンスの4×3だ」


だけで喜んでいるのは、日本人くらいなものですね。


「0の理論」オススメの理由はわかりやすい


インブリードは弊害があるとわかっていても、ネアルコ系ばかり、ではないでしょうか?

✓ サンデーサイレンス

✓ ノーザンダンサー

✓ ロベルト

✓ トニービン

これらの血統・遺伝子が父母にないウマ、みたことない。

だからこそ、インブリードの弊害があるか、このわかりやすさが必要です。


この「0の理論」というのは、わかりやすいこと。


前回説明した、活性値の勉強プログ、活性値が0になると、まったく遺伝がなくなるのでしたよね。

それなら、0を利用して、インブリードによる劣性遺伝子をなくしてしまうということ。


なので、
自分の手と頭を動かし、
活性値の計算をして、0があるかチェックするスタイルです。


一口を申し込むウマ、0があるか、父と仔、また、母と仔で計算するのです。
簡単で、わかりやすいですよね。


前回説明した、活性値0の計算

たとえば、三冠馬のコントレイルで、おさらいしましょう。



コントレイル 生年月日:2017年4月1日
ディープインパクト
( 2002 )
サンデーサイレンス
( 1986 )
Halo
( 1969 )
Hail to Reason
( 1958 )
Turn-to
Nothirdchance
Cosmah
( 1953 )
Cosmic Bomb
Almahmoud
Wishing Well
( 1975 )
Understanding
( 1963 )
Promised Land
Pretty Ways
Mountain Flower
( 1964 )
Montparnasse
Edelweiss
ウインドインハーヘア
( 1991 )
Alzao
( 1980 )
Lyphard
( 1969 )
Northern Dancer
Goofed
Lady Rebecca
( 1971 )
Sir Ivor
Pocahontas
Burghclere
( 1977 )
Busted
( 1963 )
Crepello
Sans le Sou
Highclere
( 1971 )
Queen’s Hussar
Highlight
ロードクロサイト
( 2010 )
Unbridled’s Song
( 1993 )
Unbridled
( 1987 )
Fappiano
( 1977 )
Mr. Prospector
Killaloe
Gana Facil
( 1981 )
Le Fabuleux
Charedi
Trolley Song
( 1983 )
Caro
( 1967 )
フォルティノ
Chambord
Lucky Spell
( 1971 )
Lucky Mel
Incantation
Folklore
( 2003 )
Tiznow
( 1997 )
Cee’s Tizzy
( 1987 )
Relaunch
テイズリー
Cee’s Song
( 1986 )
Seattle Song
Lonely Dancer
Contrive
( 1998 )
Storm Cat
( 1983 )
Storm Bird
Terlingua
Jeano
( 1988 )
Fappiano
バジー


母父、Unbridled’s Song 1993/2/18生まれ

母、ロードクロサイト 2010/4/17生まれ


活性値は、2010(母) - 1993(母父) - 1 = 16

16だと、マックスかゼロか、どちらかです。


テシオ(オリジナル)理論だと、種牡馬の誕生日をすぎた仔は0になります。

2/18の父が種付けし、仔が4/17に生まれたのだから、0ですね。


結果、Unbridled’s Song以前の祖先の遺伝子・血が消えています。

0のあることで、三冠馬になったのかは別として、

先祖の遺伝、つまり血が薄まった、と考えてよいです。


インブリードの弊害を回避する「0の理論」まとめ


サラブレットの生産は、近親配合による弊害との闘いです。


なぜなら、近親配合によって祖先の数を減らし、資質を向上させるというのが正しいと信じられているからです。

そのため、サラブレット生産は奇形の誕生、レースでの凡走につながっています。


奇形生産から免れ、高い資質の生産をもたらす、ある決まった方法が、欧州や米国で盛んに利用されています。

それが、「0の理論」です。


種牡馬の遺伝は、太陽のサイクルでコントロールされています。


0の理論とは、太陽のサイクルが0になるとき、8歳、16歳、24歳の誕生日が過ぎた交配にかぎり現れます。0の活性値だと、種牡馬の祖先たちの活性値が、すべてクリアになります。

0 × x =0 だからです。


ダビスタのように、インブリードは、その血が仔に遺伝して
最強馬を作ることは、少ないです。

ヒトもウマも、インブリードは、奇形がうまれます。


そういった、自然界のライフプランを描くことを覚えておかないといけないです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


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